更年期の症状は、
「女性ホルモンの低下」
「生活環境(ストレス)」
「その人の性格」
の3つの要因で起こりますが、その中には、自律神経の不調による症状が含まれます。
それはなぜだと思いますか?
難しいお話になっていしまいますが
閉経が近づくにつれて卵巣機能が低下し、女性ホルモンが減少してくると、脳はホルモンをなんとかして回復させようと頑張ってしまうのです。
視床下部や下垂体はホルモンの分泌を増やそうとしてさらに働き続けてオーバーワーク状態になります。
これが原因で自律神経系のバランスにも悪影響を及ぼすことになるのです。
つまり、卵巣機能の低下による更年期障害は自律神経失調症の症状と大部分がオーバーラップしているのです。
自律神経系のバランスが乱れると、暑くもないのに顔がほてる、のぼせる、逆に手足が冷えるといった症状が現れることがあります。
また、突然汗をかく、何もしていないのに動悸やめまいがする、イライラなどの症状もよく見られ
閉経になる数年前から「肩こりと頭痛」などの症状も出ることも・・・
特に、夜中寝ているときに急に目が覚めて動機が気になり眠れなくなってしまうのはとても不快なものですよね。
では そんな辛い更年期をうまく乗り切るためには どうしたらいいでしょうか?
ストレス解消
私たちのからだは、ストレスを受けるとさまざまなストレスホルモンを分泌します。
これが影響するため、動悸、息切れ、食欲不振、疲労などをひき起こし、更年期障害を悪化させる原因となります。
また、ホルモンバランスを崩し、老化現象を早めることにもつながります。
ストレスホルモンなどの影響で呼吸が浅くなり、血液の流れも悪くなっています。
有酸素運動は、呼吸を深くし、血液循環もよくすることで改善することもあります。
生活の見直し
生活習慣の乱れも、更年期障害を悪化させる原因のひとつです。
とくに睡眠不足・運動不足は、大きな影響を及ぼします。
不眠などの睡眠障害そのものが更年期障害のひとつですが、その状態が続くと疲労がたまり、精神的にも落ち込みやすくなりますので 思い切って早寝早起きに切り替えてみましょう
男性に多いとされている無呼吸症候群が閉経後の女性にも増加していて 不眠症となり心身のバランスが崩れる原因にもなります
食事の改善
脳と腸は直結しています。
それまでの食事の好みなどが固定化し、新しいものを食べない傾向があります。
そのため更年期に不足しがちな栄養分がとれず、症状を悪化させることも少なくありません。
更年期は高血圧や糖尿病などの生活習慣病を発症しやすい時期でもあるので、ストレスをためない食生活をきちんと見直してみることが大切です。
辛い更年期と自分自身で追いつめている方でも 先ずは出来ることから少しずつ改善してみてはいかがでしょうか?
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